長年、花屋に携わってきましたが、スタッフ一同このテーマを深く考えたことはなかったかもしれません。
なぜなら、人は花がなくても生活することは出来るし、花以外にプレゼントするアイテムは世の中に沢山あるからです。
では、”なぜ人はお花を贈るのか”といえば・・・
・相手に喜んでもらいたい
・幸せになってほしい
・絆を深めたい
・自分の想いを伝えたい
このように、お花を贈る想いは人により違いがあります。
日本では、入学式、卒業式、送別会などのイベントがあるとお花を贈ります。
例えばフランスは、このような式典をしないのでお花を贈ることはありません。 お花を贈るとしたら個人と個人でのプレゼントになります。
お花を贈る習慣は、各国の文化の違いにより、さまざまな形があるようです。
しかし、 相手に対する感謝や祝福の気持ちを、お花というカタチにして贈ることは世界共通しているようです。
ちなみに、日本では、元来花は神前や仏前を飾るものでした。
仏教では仏像や仏堂を飾ることを荘厳(しょうごん)といいます。
荘厳の婆娑羅から立花が生まれ、わび茶の花から、日常を飾る花が生まれました。※東洋経済オンライン参照
お花に対する考え方として、ご本尊様を大切におまつりする行事は、日本人の心のあり方が関係していると思います。
では、「なぜ、人はお花を贈るのか」ですが、一つには今も昔も「自分の気持ちを相手に伝える」手段として、日本では定着していると思います。